【軽貨物】「駐禁取締り」を回避すべく試した施策とその結果発表!

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公開日 2023/11/24 ・ 更新日 2026/08/18 ・ 執筆 濱田 崇裕

軽貨物配送の駐禁対策は、精神論ではなく制度の正確な理解から始まります。まず押さえたいのは、荷物の積卸しでも「運転者が車を離れて直ちに動かせない状態」になれば、5分以内でも『放置駐車』として取り締まりの対象になるという点です。建物内へ荷物を運ぶために車を離れる配達では、短時間でも違反になり得ます。そのため確実なのは、コインパーキングなど正規の駐車枠に停める・荷主と荷卸しスペースを事前に調整するといった、路上に車を放置する時間そのものを作らない手です。よく語られる「配達中の紙」「ハザード」「大声」は取締りを止める法的効力はなく、あくまで気休めにすぎません。

概要

今回の記事は、便利なツールやサービス・「ノウハウ」に関する記事でございます

ノウハウ

軽貨物運送ドライバーの皆様…日々の「駐禁」との闘い、お疲れ様でございます。
我々配送員と駐禁を切られることの闘争の日々には終わりが無く、今後も両者の争いは激化の一途を辿っていくことでしょう。

勿論わかってます…「違反する方が悪いやん」というお声が上がることは。
しかし、我々も納品時間に指定がある中、お客様の元に何が何でも届けなければなりません。
しかも、都市圏になれば駐車する場所など当然無く、年々取り締まりも厳しくなっているように感じております。

今回の記事を通じて、そんな日々の駐禁の取締りに疲れ、震えて眠る私のような配送ドライバーに、駐禁を切られることを回避するのに役立ったノウハウをお伝えしていければと存じます。

この記事を書くまでに、様々な対策を試してまいりました。
少しでも駐禁取締りを遅らせられれば、大勢の命が救われると存じております。
ほんの刹那でも取り締まりを遅らせれたと判断できた施策をいくつか書いていきます。

本記事をお読みになれば、あなたに合った有効な施策が見つかり、駐禁を切られることを回避できる確率が上がるかもしれません。

特に、「駐車でよく引っ掛かる…」・「駐禁を切られすぎてもう後が無い…」といった方には有益なコンテンツとなっておりますので、最後までお読み頂けますと幸いでございます。

そもそも「駐禁を切られる」とは?

駐禁

「駐禁を切られる」と世間一般では表現されていることが多いですが、正確には道路交通法では「駐車禁止違反」と示されております。

違反すると、罰金もしくは免許証の点数を引かれることになり、何度も違反を犯すと車両利用停止制限の措置を課されることもございます。

尚、「駐車禁止違反」は、正確には以下2種類で分類されます。

  • 駐停車違反

  • 放置駐車違反

前者は、極端な例を挙げると踏切やトンネルの入り口で停車するなど、明確に交通網に影響を及ぼす駐停車を行うと、違反として取り締まられます。
ただ、警察が概ね注意を呼びかけてくることがほとんどで、それに従いさえすれば違反として処罰されることは少ないです。

後者こそが、皆さんが苦労しているものですね。
運転者が車両を離れて、すぐに移動させることができない車両を放置車両と定義されており、その放置車両は警察か駐車監視員に見つかり次第、違反として取り締まられるのです。

尚、道路交通法上の「駐車」と「停車」は次のように区別されます(第2条)。

  • 駐車:継続的な停止、または運転者が車を離れて直ちに運転できない状態。人の乗降のための停止と、5分を超えない荷物の積卸しのための停止は駐車に当たりません。

  • 停車:駐車に当たらない短時間の停止。運転者はすぐに発車できる状態を保つ必要があります。

ここで軽貨物ドライバーが誤解しやすいのが「5分ルール」です。荷物の積卸しでも、運転者が車を離れて直ちに動かせなくなれば、5分以内でも『放置駐車』に当たります。建物内へ荷物を運ぶために車を離れる配達では、短時間でも違反になり得るということです。5分以内の例外が使えるのは、あくまで車のそばにいてすぐ動かせる状態で荷卸しする場合に限られます(黄色の「駐停車禁止」場所では停車自体が禁止で、この例外も使えません)。

違反時の扱いは2通りに分かれます。運転者が特定された場合は反則金+違反点数(駐車禁止2点・駐停車禁止3点)、運転者が特定できず車両の使用者責任を問う場合は放置違反金(普通車・軽自動車で駐車禁止15,000円・駐停車禁止18,000円。点数はつかない)です(違反区分・車種で異なる。出典:警察庁 交通反則通告制度)。

どうですか?
「5分以内はセーフ」とはいえ、現実には5分どころか秒で来ますよね。

そうなんですよ…まじで奴ら(駐車監視員)の速度は半端じゃないんですよ。
もし「最近、一番疾(はや)かったのは?」と問われたら、間違いなく「駐車監視員ですね。五反田や新宿あたりの奴らが特に疾(はや)く、最高峰の駐車監視員が揃っています。」と回答しますね。

駐車違反

勿論、わかっておりますよ…
この制度があるからこそ、道路の秩序が守られているということは。
私自身、この制度自体は無くてはならないと思っております。

しかし、そうはいっても運送業者としては罰金と免許証の点数を引かれるのはあまりにも厳しく、配送に差し支えしかございません。
配送車両に関しては何かしら優遇して欲しいと正直強く思っておりますね。

本当に効く駐禁対策(合法的な実務)

精神論の前に、まず取締りを受けにくくする現実的な手を押さえましょう。効果の大きい順に挙げます。

  1. コインパーキング・時間貸し駐車場を使う:数分でも正規の駐車枠に入れれば違反リスクはゼロです。配達では車を離れるため「積卸し5分ルール」の例外は基本的に使えず、これが最も確実な対策になります。数百円の駐車料は経費計上でき、放置違反金(1.5〜1.8万円)や点数のリスクに比べれば安価です。

  2. 「積卸し5分ルール」を過信しない:5分以内でも、車を離れて直ちに動かせない状態になれば放置駐車です。例外が使えるのは、車のそばにいてすぐ動かせる短時間の荷卸しに限られます。台車の準備や伝票確認は停める前に済ませ、車を離れる時間を極力短くしましょう。

  3. 荷主・請負元と荷卸しスペースを事前に調整する:定期案件では、納品先の敷地内や近隣の停車可能スペースを事前に確認・交渉しておくと、そもそも路上に停めずに済みます。

  4. 取締りの多い時間帯・エリアを避ける導線を組む:都心の駐車監視員は活動時間帯が決まっている地域も多く、ドラトークの駐禁スポット情報(後述)で傾向を掴んでルートを組むと接触を減らせます。

以下は「やらないよりマシ」レベルの気休めですが、上記と併用する分には損はないため、参考までに私が試した施策も紹介します。いずれも取締りを法的に止める効力はない点はご承知おきください。

  1. 「只今、配達中」という紙をダッシュボードに挟んで置く

  2. ハザードランプを付けっぱなしにしていく

  3. 大声で呼びかける

  4. ドラトークを活用する

1.「只今、配達中」という紙をダッシュボードに挟んで置く

この施策は駐車監視員と警察官次第にはなりますが、やってみた結果「やらないよりはマシ」という検証になりました。

但し、冷酷で法令遵守を徹底するマシーンのような方々には、通用しないということを覚えておいて下さい。

この紙を見て「近くにおるんちゃうんか?」と一瞬探す素振りを挟んだ監視員が稀にいた、という程度の体感です。
ただしこれは私の主観にすぎず、法的に取締りを止める効力はありません。駐車監視員は基本的に見逃さないため、効果は期待しないで下さい。

2.ハザードランプを付けっぱなしにしていく

こちらの施策も駐車監視員と警察官次第にはなりますが、やってみた結果「やらないよりはマシ」という検証になりました。

ただ「只今、配達中」という紙には負けますし、効果は本当に微量でしたので期待はしないで下さい。

ハザードランプは「積卸し中」の意思表示にはなりますが、これで放置駐車の取締りを免れられるわけではありません。点けること自体に害はないものの、これに頼って車を長く離れるのは禁物です。

3.大声で呼びかける

ネタとして一番盛り上がったのが「大声で呼びかける」です。
「その車、私の車で〜〜〜す!!!!」と叫んで、車のそばに戻る前に自分が運転者だと知らせる、というものです。

もっとも、これはあくまで「車のそばにすぐ戻れる=放置ではない」ことを主張するための行動であって、すでに監視員が確認手続きを始めていれば止められませんし、法的な効力もありません。効果を保証するものではない点はご承知おきください。

特に以下のケースのような、すぐに車両に駆け寄れない時に絶大な威力を発揮し、私を救ってくれました。

  • 納品先と車両まで距離があり、それなりに離れている

  • 対向車線沿いにどうしても納品をしなければならない

  • マンションなどで高層構造の建物に納品に来ているが、自分の車両が取り締まられていないかを上空から確認することはできる

「人に見られて恥ずかしい…」・「あんまり人と話さない…」とか一切気にしないで下さい。
恥と外聞を全て捨て、鬼気迫る勢いで腹から声を出し切り、「放置じゃないで〜〜〜〜す!!大丈夫で〜〜〜〜す!!」と知らしめて下さい!

大声出す人

ただ大声で知らしめるだけでは火力が足りていません。
奴ら(駐車監視員)を圧倒しなければなりません。
圧倒してはじめて、あなたは駐禁の取締りを回避することができるのです。

「駆けつければいいやん」と思われた方、その思考は命取りです。

…と、ここまで力説してきましたが、繰り返しの通りこれはあくまでネタ交じりの体験談です。実際には、車のそばを離れて確認手続きが始まってしまえば大声でも覆せません。過信は禁物で、やはり前述の正規駐車枠の確保が本筋です。

ちなみに大声を放ち、奴らを圧倒することに成功すると、あなたの声に驚いた駐車監視員達が蜘蛛の子のように散っていきます。
7個集まって願いを叶えた後のドラゴンボールばりに奴らは散っていきますので、その時の「防衛成功」の喜びたるや…凄まじいものです。

4.ドラトークを活用する

ドラトークの駐禁スポット共有機能の紹介

ドラトークには、配送案件や物流ニュースの掲載、全国のトイレ、駐禁スポットの位置が確認できるなど、多くの機能が搭載されています。

中でも、駐禁スポットの位置や駐禁を受けた場所がわかる機能は今回注目したい機能で、こちらをドライバーの方々には活用いただきたいです。

ドラトークのホームページ

  • 駐禁スポットは以下の画面で確認できます。

駐禁1

  • 駐禁情報を入力することもできるので、みんなで投稿して対策しましょう。

駐禁2

さいごに

結論として、駐禁対策の本命は精神論ではなく「積卸し5分ルール」の理解とコインパーキング・荷主との事前調整です。駐車禁止の場所では車を離れず5分以内で荷卸しを終える、無理なら正規の駐車枠に入れる——これだけで反則金(1.5〜1.8万円)と点数のリスクは大きく下げられます。紙・ハザード・大声はあくまで気休めとして、余力があれば併用する程度に留めましょう。

駐車場代を含めた経費の考え方は軽貨物ドライバーの経費、月極駐車場を安く借りる方法は月極駐車場を最安で借りる方法にまとめています。実際の案件や単価感は軽貨物ドライバーの求人一覧もあわせて確認してください。

本記事が配送ドライバーの皆様にとってのお楽しみとなり、お役に立たてたのであれば幸いでございます。

皆様と一緒に軽貨物運送業界を盛り上げて、ドライバーに就業される方の幸福度を上げていきたく存じますので、応援を何卒宜しくお願い申し上げます。

今回は以上となります。
閲覧頂きありがとうございました。

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ドラトークとは、全国の軽貨物配送に従事するドライバーが、匿名かつ無料で利用できるSNSサービスです。

アプリ内では、配送先の建物・納品情報や、全国のトイレ・駐禁スポット、配送アドバイスなどがリアルタイムに共有されています。

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ドラトーク公式サイト

この記事で解決できなかった疑問はドラトークで解決しよう

画像のように、ドラトーク内のタイムラインに質問を投稿すると、経験豊富なドライバーがいつでも親切にアドバイスしてくれます。駐禁取り締まりについて質問がある方はぜひドラトークを活用してみてください。

また、質問を投稿する際は最初に目的を書くことをお勧めします。「〇〇について教えて欲しいです」「〇〇を買おうか悩んでいます」など、質問内容が明確だと多くのユーザーからの反応が期待できます。

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